2017年8月3日

ステレオ時代 vol.10

【第1特集】
銘機は1日にして成らず
国産レコードプレーヤー最後の傑作 KENWOOD KP-1100の誕生秘話

1980年代をオーディオマニアとして過ごした人にはあまりに有名なレコードプレーヤーKENWOOD KP-1100。

アルミダイキャストの巨大なフレームに、高精度DLモーターをツインカレント・スクエアサーボで制御。

トーンアームはナイフエッジを使ったDSトーンアームと、
CD全盛期の始まり、レコードの末期ながら非常に気合の入ったレコードプレーヤーだった。

このKP-1100はいかにして誕生したのか。そこには技術者の矜持が込められていたのだ。

レコード時代の最後を飾る傑作プレーヤーの秘密を、3人の開発者の証言を元に明らかにする。

【第2特集】
カセットデッキ御三家 Nakamichi×AKAI×TEAC OB座談会

カセットテープは規格こそフィリップスで作られたものだが、

ハイファイの領域に引き上げたのは国産オーディオメーカーの技術があってこそだった。

とくにナカミチ、アカイ、ティアックといったテープデッキ専業メーカーの性能はずば抜けていた。

それぞれ思想と特徴のあるカセットデッキメーカーで当時デッキを開発していた人たちは、お互いのことをどう思っていたのだろう。

各社の製品ポリシーとともに、今だからこそ話せるOBたちが「ここだけの話し」を語り合う。

【第3特集】
50000円で憧れのセパレートアンプを手に入れる!

オーディオマニアの憧れ、セパレートアンプ。
しかし価格的にもスペース的にも導入に二の足を踏んでいる人も多いはず。

そこで今狙い目のリーズナブルなセパレートアンプ3ペアを紹介したい。

しかも予算は合わせて5万円。1クラス上のセットを狙う、今がチャンス!

【その他の特集】

●ナショナル・ヘッドフォンステレオ史……GOからJUMP、ショックウェーブまで、ウォークマンの好敵手、ナショナル(パナソニック)のヘッドフォンを時系列で紹介。

●カセットテープ名鑑・ソニーAHF/BHF/CHF……青、緑、オレンジのイメージカラーをまとった3兄弟。高性能カセットの幕開けに相応しい華麗なシリーズに迫る。

●コロムビア~デンオン・カセットテープヒストリー……コロムビア(後にデンオンに一本化)のカセットは1969年にスタートした老舗ブランド。通好みの性能と独自の分数設定で根強い人気を誇っていた。

●B級アイドルグループ・クロニクル[70年代編]……キャンディーズやピンクレディーに続け! 柳の下に集まった知られざるアイドルグループの悲哀。

……他、1970~80年代のオーディオを中心に楽しむ企画満載です。

タイトル:
ステレオ時代 vol.10
定価:
1287円+税
発行年月日:
2017年8月3日
978-4-7770-2106-2

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