2017年2月25日

モデルカーズ251号 2017年4月号

特集:羊の皮を被った狼

黒澤明監督の映画『椿三十郎』で、入江たか子扮する奥方が諭すように言う言葉がある。
「本当に良い刀は鞘に入っているものですよ」。
三船敏郎演ずる三十郎が、いつも抜き身のようにギラギラしているのを咎めての言葉だ。
もっと遡れば、『忠臣蔵』の大石内蔵助は主君の仇討ちを控えて敵を欺くために
遊興三昧の日々を送り、「昼行燈」を演じ続けた。
ことほどさように、『能ある鷹は爪を隠す」といった存在は我々を納得させる、あるいは魅了するものだ。
自動車で言えば、「羊の皮を被った狼」という言葉で形容されるような、4ドアセダンをベースにした高性能車がそれにあたるだろう。
我が国ではまさにスカイラインGT-BやGT-Rがそうしたクルマの代表格だが、
海の向こうにもBMWやメルセデスの一見地味なハイパフォーマンスモデルなど、様々な狼がいる。
今回は、そんな狼たちを模型で楽しんでみよう。


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タイトル:
モデルカーズ251号 2017年4月号
定価:
1389円+税
発行年月日:
2017年2月25日

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