2018年8月20日

RMライブラリー 229 国鉄救援車図鑑(下)

かつて国鉄の現場を訪れると、構内の外れにいささかくたびれた客車が1輌、ポツンと留置されている光景によく出くわした。
これが救援車である。災害や事故で本線が不通になると、復旧用の器材や人員を載せて、文字通り救援に駆けつけるのが使命である。
反面、輸送が順調なら出番はなく、基地に留置されたままで数カ月から1年以上、全く動かないことも珍しくない。
当然ながら、全車が改造車で、2度3度のお勤めを経て、廃車目前の古強者ばかりになる。種車は様々だから、形式は同じでも1輌ごとに外観はバラバラになる。
 救援車のうち、鋼製客車からの改造車に絞り個性ある車輌の魅力を紐解く本書、
待望の下巻ではオエ61 300・600代につづいて戦災にあった客車・電車を復旧した戦災復旧車であるオエ70、スエ71、スエ78を収録。
さらにマニ50などによる代用車や救援車の出動、設備、暖房、標記など、その周辺についても解説する。

タイトル:
RMライブラリー 229 国鉄救援車図鑑(下)
定価:
1250円+税
発行年月日:
2018年8月20日
978-4-7770-5433-6

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