ティーポ2026年1月号の特集テーマは「ヒストリックカー」。
しかし今回は、従来の“名車紹介”に留まらず、ヒストリックカーをより多面的に捉え、その魅力と世界の広がりを深く掘り下げる内容としました。巻頭を飾るのは、誰もが胸を高鳴らせるイタリアン・スーパーカー。いずれもV8エンジンを搭載し、似たパッケージを持ちながらも、走りも佇まいもまったく異なる個性を放つ2台の競演です。続いて紹介するのは、日本の軽自動車規格黎明期を象徴するマツダR360クーペ。可愛らしいフォルムと独創的な佇まいは、半世紀以上を経た今もなお新鮮で、時代の空気まで想像させるほどの存在感を放っています。さらに、正統派ヒストリックカーとして外せないのがジャガーEタイプとマークII。異なるボディに同じエンジンを搭載したこの2台は、スポーツとラグジュアリーという対極の世界を、ひとつの技術で表現した名作です。今回は視野をより広げ、クラシックなスタイルを守りながら進化を続ける“モダンクラシック”にも注目しました。代表格はイギリスのモーガンとケータハム。最新テクノロジーの恩恵でロングツーリングも快適に楽しめ、ヒストリックカーの空気感をより手軽に味わえる人気のモデルです。また、ヒストリックカーのデザインエッセンスを現代車へと落とし込んだレトロモダンモデル、国内外のイベントレポート、こだわりのパーツ、そして新しい購入スタイルまで――。ヒストリックカーの愉しみ方を、ティーポならではの切り口で展開いたします。
そして毎年恒例、人気イラストレーター・遠藤イヅル氏による描き下ろしティーポ・オリジナルカレンダーも付属。2026年のスタートにふさわしい、保存版の一冊となります。