北越急行線内での在来線最速の160㎞/h運転など、北陸特急の顔であった681系特急電車を取り上げます。681系電車は1992年12月に登場し、それまでの485系特急「雷鳥」に代わる特急車として開発され、関西圏と北陸各都市を結んだほか、北越急行線にも直通し、越後湯沢を介して首都圏と北陸各都市を結ぶ役割も担いました。ほくほく線内では在来線最高速度の160㎞/hで運転されたほか、開発当時は将来性をは幅広く盛り込んだ車両でした。登場から30年を経て、JR西日本の特急電車の礎となった同車は、北陸新幹線の延伸開業に伴い、大幅に運転区間が限られるようになった現在、敦賀~名古屋間の特急「しらさぎ」をメインに最後の活躍続けています。
~~~~~~本書の内容~~~~~~~~~・681系運用系統図・COLOR GRAPH 681系三十余年の軌跡・コラム:種別向幕いろいろ・車体のウェザリング資料・姿を変えながら活躍した先行試作・(先行量産)車・コラム:京都・梅小路に未来列車登場!!・681系先行試作編成のディテールを見る・先行試作車の量産化改造後の動向・681系量産車を見る・681系量産車の各部を見る・コラム:車内バリエーション・The side view 特急「しらさぎ」「サンダーバード」の側面を見る・The side view 特急「はくたか」の側面を見る・681系先行試作車形式図・北陸新幹線敦賀延伸後の北陸在来線特急のいま・車歴表・編成図