2020年1月20日

RMライブラリー 240 京急230形(中)

1930(昭和5)年より湘南電鉄および京浜電鉄に登場したデ1形ほか同形車計55輌は、戦時合併での東京急行電鉄デハ5230形を経て京浜急行電鉄デハ230形となった。一方、空襲で被災した3扉型のデハ5170形8輌は、他の戦災車3輌とともにクハ350形として復活。11輌のうち4輌は再電装されてデハ290形となり、大師線や穴守線など支線区で使用された。塗色もクリーム色+マルーンを経て赤+黄色のツートンカラーに塗り替えられ、木造車や大正製の鋼製車と連結されて活躍するなど、大型車新造により相対的に小型車となったデハ230形一党も輸送力を支える上でなくてはならない存在であった。

 本書では京急230形のおよそ半世紀(1930~1978年)に及ぶ歩みの中から、1948年以降の戦後復興期から1962年より開始された車体更新の直前までの姿について紹介する。

タイトル:
RMライブラリー 240 京急230形(中)
定価:
1250円+税
発行年月日:
2020年1月20日
978-4-7770-5457-2

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