2026年3月21日

RM Re-Library 44 半流国電モハ40・51系/鋼体化国電モハ50系

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 ついに300巻を超えた長い歴史の「RM LIBRARY」から、過去の傑作巻を2~3冊分まとめて復刻する「RM Re-Library(アールエム リ・ライブラリー)」。シリーズ44巻目は、RMライブラリー第60巻「美しき半流国電40・51系電車」、112巻「鋼体化国電50系とその仲間たち」(共に長谷川 明 著)」という、旧型国電の代表的な存在を取り上げます。
 「旧型国電」と記しましたが、実は著者が伝えたかったことは、これらの車両が「新型」として登場した時に如何に画期的であったか、そして戦争という災禍を経て大いに消耗した後、現場の努力をもって如何に美しく安全に復旧されていったか、という点に主眼を置いています。その過程をリアルタイムで観察してきた著者ならではの観点が反映されていると言えるでしょう。
本書前半で取り上げる半流国電とは、通勤型40系(ロングシート)と近郊型51系(セミクロスシート)の昭和10年度後期製造分から適用されたデザインのグループを指します。それまで平面形状だった先頭部に、当時流行の流線型を少し取り入れて丸みを持たせたのが特徴で、さらにこの後も年度ごとに一旦は洗練の一途を辿るのですが、中国戦線の拡大に伴い、昭和14年度を頂点として転がり落ちるように簡素化・技術の後退がなされた…という経緯を持ちます。この年度ごとのマイナーチェンジが興味深いのですが、後年の改造である程度共通仕様に改められ、識別が難しくなった…というエピソードは著者が折に触れて惜しんでいるところです。
本書後半で取り上げる鋼体化国電とは、大正時代に大量に製造された木造車体を持つ国電を、安全性の高い金属製車体に載せ替えて、安価かつ短期間に都市部の輸送改善を図った車両のこと。改造工事期間は実は前述の半流国電とほぼ重なっていますが、こちらは種車のサイズの関係で17m級、平妻車体を持っていました。先頭部スタイルこそ平妻と半流とで異なる2グループの電車ですが、年度ごとのマイナーチェンジにはある程度の共通性があり、元は2分冊であった本を今回合本化したことで、より一層理解を進めていただけるものと信じております。
 本書では昭和20~30年代の貴重な写真を豊富に収録、さらに車歴表や戦災被災の記録など、詳細なデータまで、著者の長年の研究成果が反映されています。ファン必携の一冊と言えるでしょう。

 

タイトル:
RM Re-Library 44 半流国電モハ40・51系/鋼体化国電モハ50系
発行年月日:
2026年3月21日

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